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AUTAMATICA

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今日は多摩美術大学大学院情報デザイン領域の方々の展示、[AUTAMATICA]展にいってきた。レベル高めのいい展示だったので、気になった作品について感想メモ。

※それぞれの作品画像は、AUTAMATICAのウェブサイトでみれます。

『sensation』飯沼珠実
フラットで非常に要素が少ない、ありそうでない風景の写真。足す、掛ける、混ぜるっていうモノが多い今日この頃、こういう引く発想の作品は、とても印象に残る。曖昧な感じもいい。
この人の他の写真、是非見てみたい。って、調べてみたら、去年末に国立のロージナ茶房(!)で展示をやられてたみたい。空と草原を上下半分に分けた構図の写真展示だったらしいのだけど、みてみたかったなー。今後要チェック。

(なんらかの境界線で水平に分割された構図って、個人的にとても気になる写真の構図で、何年か前の「花きゅーぴっと」のポスターがそういう写真だったんだよな。とても好きなポスターだった。あれは誰がとった写真だったんだろ。)

『西の眠りへ/sleep for west』田中聖太郎
西新宿の未開発部分の再開発の動向を2004年からとらえたドキュメンタリー的な写真。スナップショットのような写真から、非常に情緒的な印象をうけて、訴えかけられるものがあった。いい写真。
ただ、ドキュメンタリー写真って、世の中にはたくさんあると思ってて。自分自身どうしても慣れてしまっているところがある。そして、そういう慣れをひっくり返すような、なにか新しい見せ方ってないものかなとよく思う。
その点について、これらの写真の構図がどうも気になった。具体的に言うと、水平がずれた写真など。撮影者の意図的な構図は、この手の写真にはなくてもいいんじゃないだろうか。対象と正面から向き合うような写真でも、自然とその場が持っている強さやはかなさというものは表現できるのではないだろうかと思ったり。作者さんは土地の人のようだから、酷な事だとは思うけど。

なんか作者の視点がはいっちゃうと、その場限りのものになりやすいんじゃないかなーとか。これらの写真で表現している内容を、自分に当てはめてみたり、外にひっぱりだすのが難しくなるんじゃないかなーというか。なんて、自分の非常に勝手な解釈なのだけどね。

『a plaything for the great observers at rest』平川紀道
彼のいろいろなアワードで賞をとっている『GLOBAL BEARING』は、体験したことないのだけど、希に見るもの凄いクオリティの作品って話はきいてた。話に聞いていた通り、今回の作品も非常にクオリティ高い。デバイスの反応度もいいしダイナミック。ビジュアルも美しくて強い。展示を見に来ていた子供がすごい楽しそうに反応してたのが印象的。こういう作品を広大な場所で体験してみたいなー。
平川さんは今年4月のミラノデザインウィ−クのTOYOTAのLexusの展示に参加するみたい。
ご本人のウェブサイト↓

http://counteraktiv.com/

その他いろんな方々の作品があったけど、どれも制作者の好奇心がひしひしとと伝わってくる、とても素直で親しみがもてる作品ばかりで楽しかった。同展は、3月4日の19:00まで、BankArt Studio NYKで。見れなかったけど、時間によってはパフォーマンスもやってるみたい。
■多摩美術大学大学院デザイン専攻 情報芸術学外展 『AUTAMATICA』
会場:BankART Studio NYK 神奈川県横浜市中区海岸通3-9
期間:2007年3月2日(金)〜2007年3月4日(日)
時間:11:00-19:00
アクセス方法:
みなとみらい線「馬車道駅」6出口より徒歩4分
JR桜木町駅より 徒歩約10分
JR関内駅より 徒歩約12分
URL:
http://www.idd.tamabi.ac.jp/art/exhibition/autamatica/
p.s.
このサイトのトップページのスライドが重いなーと突然思い直して、デザインをかえてみた。最新7件表示。
※軽くなったとおもったけど、そうでもなさげ。flickrとdel.icio.usが原因だったか。
p.p.s.
2007/03/05 写真追加。