アルデンテ
パスタを茹でている8分間に思ったこと。
ソースもすでにつくってあるし、洗い物もあらかた片づいている場合は、
この8分という時間はどうももてあましてしまう。
と、いうので、そそくさとPCの前にすわって、
たまりにたまったRSSに目を通すことにした。
ART遊覧を読んで、PingMagに目を通す。
ここでタイムアップ、キッチンタイマーが鳴り出す。
早い早い、本当にあっという間だ。が、なにか引っかかる。
ちょっと早すぎやしないか。本当に8分もたったのか、と。
実際にアルデンテになっていたパスタを鍋からフライパンに移し、
キャベツとアンチョビのソースとからめながら、
この引っかかりをほどこうと試みた。
物事に集中すると、時間の経つのが早く感じるという。
これはホントだと思う。大げさにいうとフロー。
逆に散漫だと時間の経過は遅く感じる、ようだ。
で、僕は表面的には必死にその8分を有意義な時間にしたいとおもって、
せこせこマウスを走らせたわけなんだけれども、
全然有意義な時間を過ごせた気がしない。
確かに情報は入った。小林耕平展と米田知子展見に行きたい・行かなきゃと思った。
が、そんだけじゃダメなようである。
これ、多分、外を意識することが出来てないからなのではないだろうか。
input(入力)ばっかりでoutput(出力)という考えが抜けてた。
物事を憶える行為をinputとするなら、よいinputの方法は、
outputを意識しながらinputすること(学習の基礎ですな)。
この情報をどう活用しようか、と考えながら、物事をみること。
そういう意識が希薄になっていたんじゃないか、と思った。
どうしたもんか。
など悶々としていると、パスタを炒めすぎてしまった。
結局思考まとまらず。
パサパサ気味になったパスタで、嗚呼、悲しき晩ご飯。
※写真はつぶれたイヤフォン。意味はなし。